当オフィスは完全予約制です。まずはメールかお電話でお問い合わせの上お申し込みください。
メールによる申し込み/問い合わせ
メールによるお申し込み/お問い合わせは、こちらのメールフォームからいつでもどうぞ。当オフィスからのメール返信は開室時間中のみとなります。定休日(木・日曜・祝日・臨時閉室日)は返信できませんので、その場合、翌開室日に返信をさせていただきます。
お電話による申し込み/問い合わせ
- TEL 011-746-8202
面接中は電話に出ることが出来ません。面接中は留守番電話になっています。留守番電話に、①お名前、②連絡先の電話番号、③電話に出やすい時間帯(必ずしもご希望に添えるとは限りません)を入れてくださると、後で折り返し連絡いたします。折り返しの電話は、当オフィス開室時間中となります。
相談の申し込みをご家族などに知られたくない方は、不都合のない電話番号を入れてください。なお、こちらから折り返し連絡する際には、基本的には上記の電話番号から発信しますが、当オフィス専用の携帯電話等その他の番号から発信する場合もあります。
申し込みの際の電話では、どのようなご相談であるのかその内容を簡潔に聞かせていただきます。ただし、電話によるカウンセリングは行っていませんので、短時間ご相談の内容を確認して初回面接の日時を決めるだけとなります。
面接可能な曜日と時間
当オフィスの開室日は、毎週月曜日、火曜日、水曜日、金曜日、土曜日の午前10:00~午後19:00です。この時間に面接することができます。
当オフィスの休業日は、毎週日曜日、木曜日、祝日、臨時閉室日などです。
- 来談の際には、できるかぎりお約束した時間ちょうどにお越しください。待合室の関係で、カウンセリングをお約束した時間よりも5分以上前に到着すると不都合が生じるためです。予約時間の5分前からちょうどの間にお越しくださると幸いです。よろしくお願いします。
- 初回面接の冒頭で、お話を聞く前に、当オフィスを利用するにあたっての各種インフォームド・コンセントを行います。こちらにあるインフォームド・コンセントの指針と、こちらにあるプライバシーポリシーを、お申し込みの前に必ずお読みください。なお、初回面接で合意形成に至らなかった場合には、2回目以降のカウンセリングは行われません。
- さしあたりカウンセリングよりも医学的な治療が望ましいと判断された場合には、医療機関の受診をお勧めすることがあります。また、現在、精神科もしくは心療内科等において治療中の方は、主治医の先生とご相談の上お申し込みください。
- こちらは、初回面接と2回目以降の面接についてです。ご覧ください。
予約をしないで利用できる「アポなし」「飛び込み」のカウンセリング
予約といえば、英語では “appointment” や “reservation” などがあります。一般的に、アポイントメントは人と会う日時をあらかじめ決めるもので、「アポを取る」などと使われることがあります。リザベーションの方は、レストランやライヴコンサートなど、人というよりも場所を予約するときに使われるものです。このページのURLは、www.topos-psychotherapy.jp/reservation.htmlで、リザーヴの方が使われているのですが、本来的にはアポイントメントを使うべきであったのかもしれません。トポスの意味が「場所」でしたから、あえて「アポ」にはしなかったのです。
さて、トポス心理療法オフィスは完全予約制です。ほとんどすべてのカウンセリングルームがそうでしょう。完全予約制とは、事前に時間指定を行って予約することを意味しています。当日予約もこれに含められると思います。何らかのサービスに関わるありとあらゆる業種が予約制にしていますが、このようなシステムにしなければ、限られたスタッフで対応することが難しいのです。サービスを提供する側の経済性、効率性の問題が大きいのだと思います。利用者にとっては、待たなくてもよい、あるいは予約したそのときまで待てばよいというメリットがあると思います。
ところが、近年になって、予約なしで行けるカウンセリングの実践と研究が海外ですすめられているようです。一例として、この文章の末尾に文献を載せておきました。この本の題名をそのまま日本語にすると、『予約か、アポなしの、一回だけのカウンセリング』ということになるでしょう。ここでは、予約なしに利用できるものを仮に「アポなし・飛び込み型カウンセリング(walk-in counseling)」と呼ぶことにします。
相談者の身になって考えてみます。何か思いつめていることがあって、不安な状態にあるとしましょう。そんなときは、予約して何日も、何週間も待たされるより、すぐにカウンセリングを受けることができればよいのにと思うのではないでしょうか。援助を求める気持ちが大きくなって、カウンセリングに対する反応性が高まった状態にあるわけです。この反応性が高まっているときにこそ、カウンセリングは最大の効果を発揮するという考え方があります。じわじわと効くのではなく、即効性があるということです。そのような状態にあるときに、気軽に、予約なしで、すぐにカウンセラーと会えるのが「アポなし・飛び込み型」のサービスということになるでしょう。
思い立ったときにフラリと立ち寄ることができて、待たされることなく、すぐに話を聞いてくれるウォークインのカウンセラーがいたとしたら、相談者の方々にとってどんなに役に立つことでしょう。アメリカのように気軽に心理療法を受ける文化が日本にはないので、これから日本にどこまで導入されるかは全く予想できません。しかし、カウンセリングを受けたいと思うときが一番効力があるとすれば、見過ごすことのできない方法であると思います。
この予約なしでアクセスできるカウンセリングには、このようなメリットも、あるいはデメリットもあるのかもしれません。いずれにせよ、このタイプのサービスはまだ日本では普及していません。残念ですが、アポなしのカウンセリングルームを実現するには、スタッフの人数が一番の問題になるのです。
参考文献 Michael F. Hoyt, Monte Bobele, Arnold Slive, Jeff Young, and Moshe Talmon eds. (2018) Single-Session Therapy by Walk-In or Appointment : Administrative, Clinical, and Supervisory Aspects of One-at-a-Time Services. Routledge